
http://adonaizanoni.com.br/twxizmkubexgcpzic-s424126-jdkmeb/より引用
最高視聴率49.9%という驚異の数字をあげたドラマ『善徳(ソンドク)女王』。
2009年には全韓国ドラマ視聴率第1位にもなり、総製作費250億円を投じた壮大な史劇です。
7世紀(と言ってもわかりにくいですね。日本では聖徳太子の生きた時代です)に新羅の王の双子として生まれ、双子が不吉とされた時代に捨てられた片方の王女が自分の地位を取り戻し、遂には新羅27代で朝鮮史上初の女性の王になるという物語ですが、実はこの物語は王室と王室を裏で操る側室ミシルとの対決の物語でもあります。
三韓一統(当時の韓国の新羅、百済、高句麗をまとめること)の礎を築く善徳女王になるトンマンをイ・ヨウォン、側室ミシルをコ・ヒョンジュンが演じています。
またトンマンを助ける花郎(ファラン:軍事・文化における青年組織の構成員)であるユシンをオム・テウン、複雑な出生の事情を抱えつつもトンマンの心に癒しを与える存在であるピダムをキム・ナムギルが演じています。
全50話の予定が人気のために12話増やして全62話になったというほどの大作です。
50話でミシルが亡くなってから残り12話で準主役となったピダムの、歪んだ運命の中で愛を求めた悲しく美しき想いを語りたいと思います。
『善徳女王』あらすじ
4世紀から7世紀にかけて朝鮮半島では高句麗(コグリョ)・百済(ペクチェ)・新羅(シルラ)の三国が勢力を競い合う乱世の時代が続いていた。三国時代と呼ばれたこの頃、新羅27代目の王として三国統一の礎を築いた朝鮮初の女王となった人物がいた。その人物こそ善徳女王である。そして善徳女王最大の敵、ミシル。ミシルはその強烈な野心と美貌によって、宮廷に絶大な権力で君臨し、善徳女王の前に立ちはだかる。朝鮮初の女帝の座を巡る陰謀と策略。善徳女王とミシル、その生涯をかけた二人の女の戦いが、今はじまる。
BSテレ東より引用
『善徳女王』見どころ

https://www.nemopan.com/talktvfree/1948560より引用
母親に捨てられ、自分の身分さえもわからず、育ててくれた師匠ムンノ(チョン・ホビン)にも彼の性格の残忍さから畏怖の念を抱かれてピダム(キム・ナムギル)は幼少期を孤独に過ごし、人の感情に疎い人間として成長していました。
そんな彼が本来ならば王家の姫君であるものの双子という出生のために亡き者とされて仕方なく男として生きるトンマンと出会うことにより、大きく成長していきます。
もともと純情さを持って生まれてきたピダムは、二重人格にも思えるような残忍さがあります。
一旦剣を持って暴れだすと目つきががらりと変わり、殺戮を楽しむという志向性も出てきます。
師匠ムンノに叱られていたばかりのピダムがトンマンと出会うことで、その残虐性が善へと変わり、花郎としてトンマンを守ることを誓うようになります。
偶然から始まる運命の出会い

https://m.blog.naver.com/より引用
流行病の手当のためにムンノが滞在していた村で薬草を集めていたピダムは偶然逃亡中のユシンとトンマンに出会います。
ピダムのせいで殺されそうになっていたトンマンを助けたことから、彼とトンマンの関係が終わることなく続いていき、そこから長い付き合いが始まります。
最初はピダムを無礼な男と思っていたトンマンですが、付き合っていくうちに彼に親しみを憶えていきます。
最終的にピダムは王としてのトンマンに従うように意思を固めます。
そして、トンマンにはいなくてはならない彼女を気遣える男性として成長していきます。
偶然に出会った2人ですが、ピダムの複雑な出生の秘密を考えると、運命の出会いだったと考えられます。
最初は無礼で思いやりもなく、鼻くそ食おう(!!)とする悪ガキだったピダムの成長は見逃せません。
師匠ムンノの死と出生の秘密

https://www.nemopan.com/talktvfree/2283834より引用
新羅の王の目指す「三韓一統」の基礎となる「三韓地勢」の書をまとめた師匠ムンノは、この書が自分の物だと主張するピダムの意見に首を縦に振らず、本当に持つべき主と定めたユシンに渡そうとします。
怒ったピダムはムンノに本気で刃を向け、自分の物にすべくムンノを殺害しようとします。
しかし、ムンノは刃ではなく、今まで協力してくれた商人のヨムジョン(オム・ヒョソプ)の雇った刺客の吹いた毒矢で命を落としてしまいます。
目の前で毒に侵された師匠ムンノを助けようと、ピダムはムンノを背負い走り続けます。
途中で転んだ時にムンノは自分の死を受け入れることを覚悟し、自分のピダムへ誤解を持って接していたことに今更気づきます。
ずっとピダムを残忍で自分勝手だと思い込んできたムンノはピダムのことを「柄のないむき身の刀」だと言いました。
だからいつか柄となる人物が現れるのを待っていたけれど、現れないなら折るだけだと言い切り、ピダムの刀を本気で受けて殺そうとしていました。
しかし、幼少の頃より自分の物だと思っていた「三韓地勢」には目もくれず、命の消えかかったムンノを助けようとしたピダムの純粋な優しさに気づいていなかったことを知り、死の間際にやっとピダムの本質を理解します。
そして花郎になれとピダムに言い残し亡くなるムンノ。
自分が尊い血筋でありながらも、トンマンの敵であるミシルの息子だと告げられ、苦悩の果てにトンマンに忠誠を誓います。
ヨムジョンとさえ出会わなければ、ピダムはトンマンに忠誠を尽くして生きたのですが・・。
実在したミシルとピダム

https://www.youtube.com/watch?v=T8O-UXLHgGYより引用
物語に登場するミシルとピダムはあくまでもフィクションですが、実在の人物として存在していました。
ミシルは1989年に発見された『花郎世記』の文献(このドラマの基になったようです)に登場する以外、不明とされる人物ですが、歴代の王妃を輩出した家系の生まれで美貌と優れた教養の持ち主で花郎の最高指導者であり、真興王死後は真智王の廃位を主導し璽主となったようで、これは『善徳女王』でも同じです。
彼女についての文献が1つしかないことから、身分や親族など以外の詳しいことはわかっていません。
ピダムも実在の人物ですが、ミシルの息子というのはフィクションです。
生年、父母など出生にかかわる事柄についてはわかっていませんが、善徳女王朝末期の645年に、和白会議(新羅の族長会議)の首座であると同時に、新羅の最高官職である上大等の地位に就いたことから、骨品(新羅時代の身分制度)は真骨(王族に属する身分)で、姓は金氏であると推定されているようです。
そのため、ドラマ内でのピダムは史実に縛られることなく自由奔放にキム・ナムギルが魅力を全開に演じています。
史実であるピダムの乱
善徳女王の11年(642年)8月、百済によって大耶城(慶尚南道陜川郡)が陥落させられた。大耶城奪回のため、対百済戦の救援軍を求めて王族の金春秋(後の武烈王)が高句麗に赴いたが、高句麗からの援軍は得られなかった。
643年9月には唐に使者を送って高句麗・百済(麗済同盟)を討つ救援軍を求めたが、唐からは援軍を派遣する条件として、女王を廃して唐の王室から新王を立てることを迫られた。唐の要求に対して新羅国内では親唐派と反唐派が対立した。毗曇は、女王自らが上大等に任命したにもかかわらず、親唐派の先頭に立った。善徳女王 16年の647年正月、毗曇は廉宗(ヨムジョン、真骨の貴族)などとともに「女主不能善理(女性君主は国を治めることができない)」と唱えて反乱を起こした。
金庾信に月城を先に掌握された毗曇は、明活山城に陣を張って対峙した。『三国史記』によれば、毗曇の反乱は十余日で鎭圧され、彼の九族は全て滅ぼされた。『三国史記』真徳王条によれば、この乱に連座して死亡した者は30人だった。
毗曇の乱が進行する途中の正月8日、善徳女王は崩御し、続いて真徳女王が新羅の第28代国王として即位した。
途中まではフィクションの人物としてでしたが、ラストでは史実の人物としてトンマンの敵になりつつも、これまで見つめてきた切なすぎるピダムの感情が演技派のキム・ナムギルにより表されていて、観ているこちらまで涙なしにはいられなくなります。
子役が豪華!!

http://starrymiaow.tistory.com/11より引用
当時は子役ですが、今は立派な女優・俳優として活躍している役者が出演しています。
トンマン役は『ショッピング王ルイ』『あやしいパートナー』などでヒロイン役としてお馴染みのナム・ジヒョンが砂漠での苦しい演技やしごきを耐え抜いたりと、捨てられた王女としての厳しい役柄に果敢に挑戦しています。
実はトンマンの双子の姉でありながらお互いにもそうとは知らないチョンミョン王女の少女時代を今やラブロマンスのヒロインとして『黒騎士~永遠の約束~』『ハベクの新婦』で活躍するシン・セギョンが演じています。

http://rubygarden.tistory.com/261より引用
ユシンの子役は『太王四神記』などで活躍し、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』で若手注目俳優として期待されるも、昨年から兵役の身となったイ・ヒョヌが演じています。

http://blog.daum.net/_blog/より引用
他にも少年役でチョンミョン王妃の息子でトンマン女王の甥になるチュンチョン王子に『ロボットじゃない』『仮面の王イ・ソン』など主役を続々とこなすユ・スンホが出演しています。
ピダムのアクションが凄い!
ワイヤーアクションで飛び回るピダム。
剣の持ち方も振る舞いも、惚れ惚れします。
こんな男性に守られているトンマンが羨ましくなります。
また、時代劇に出る男性には珍しく、ピダムは髪型が多様に変化するところも観ていただきたいポイントです。

https://m.blog.naver.com/より引用
そして、個人的に返り血を浴びた血塗れピダムが大好きです!!
戦いの末、勝利の証としての血塗れになったピダムの美しさは鬼神のようであり、秋の野に咲き誇る曼珠沙華のように凛としたものがあります。
『善徳女王』キャスト相関図

http://archives.bs-asahi.co.jp/sondoku/character.html
『善徳女王』感想

https://brunch.co.kr/@leekih111/5より引用
この物語でピダムを演じるキム・ナムギルは当時無名の俳優でした。
当初はミシルの側近である剣の達人であるチルスク役に扮する筈でしたが、台本を読みピダムに感銘してなんとしてもピダムを演じたいとこの役を勝ち取りました。
そのため、体重を14㎏落としてピダムになりきって演技したほどです。
善と悪の入り混じったサイコパス的な役柄でしたが、ピダムの演技を見た親からは「ナムギルそのもの」といわれたほど自分のように振る舞えた役柄のようでした。
笑ったりした顔は無邪気な子供のようで、怒り心頭になった顔は心の底から恐ろしい人間になったようで目つきだけで彼の表情は千変万化します。
くるくる変わる表情と目つきは、とても無名の役者であった方の演技とは思えません。
ピダムのあどけない笑顔は「アジアで最も会いたい俳優」というフレーズまで飛び出したほどで、『善徳女王』がキム・ナムギルの俳優としてのスタート地点になりました。
特にキム・ナムギルの左目の変化に注意して、目だけでどれだけ感情を語っているかを観てもらいたいと思います。
稀代の妖女"ミシル"の死

http://emeng.tistory.com/entry/より引用
王女でありながらも、結婚することを拒み自分が王になるという宣言をしたトンマンにミシルは衝撃を受けます。
自分が皇后になることばかりを考えていて、女として生きてきたミシルには寝耳に水の話でした。
しかし、このトンマンの宣言により、ミシルも側室として陰から王家を操るのではなく、自分が国家を掌握したいという思いに駆られていき、とうとう大耶(テヤ)城に自分の軍勢を集めて玉座を狙い反乱を起こします。
しかし、反乱は成功せず、ミシルは毒を飲み自害してしまいますが、その欲望は息子であるピダムへと託されます。
ミシルはトンマンを恋い慕うピダムに宣言します。
「国を得て人を得ようとしてはならぬ」
「愛とは容赦なく奪い取るもの!!」
愛しいわが子への最期の言葉がこれなのですから、王家を裏から操っていた稀代の妖女"ミシル"の度量は死ぬ間際にも健在です。

http://mazekb.tistory.com/333より引用
決してピダムには母親として認めなかったミシルですが、時折見せるピダムへの優しさには母親らしさが表れていました。
遊山にピダムを連れて行き、昔話を聞かせたり、自分の時間の許す限りピダムと過ごすようにしているのが感じ取れます。
僅かばかりの時間を一緒に過ごした後、ミシルは反乱を起こすのですが、後々考えると自分が負けて自害するのを知った上で、親子としての時間を持ちたかったようにしか思えませんでした。
何故なら、ピダムには決して母と認めなかったミシルが、信頼のおける武将には自分の死後にピダムを王にするようにという遺言を残していたからです。
悪女キャラのミシルですが、野望に取り憑かれただけで、実は優しい女性だと思います。
王家を知らないトンマンに色々教えてあげたのもミシルです。
優しいのに、怖い女性として生きなければならないミシルの辛さもわかって欲しいと思います。

http://lovetree0602.tistory.com/181より引用
今までミシルとの関係をトンマンに聞かれても、ミシルが母と認めなかったのでピダムはずっと無関係だと答えていましたが、ミシルの死により、トンマンに自分の出生の秘密を打ち明けます。
ミシルが自分を生んで捨てた母であること、その母が死んでしまったが、自分は母から息子として認められたことがなく、自分の素性を話すことができなかったこと。
母に捨てられたピダムは本当のことを話してトンマンに見捨てられるのが怖くて、本当のことが言えなかったのです。
トンマンは泣くピダムを抱きしめてあげます。
「どうして話してくれなかった?━━話せぬな。でも、私には話して欲しかった」
生まれてすぐ捨てられたピダムは、師匠ムンノからも優しくされず恐れられ、孤独の中で生きてきて、ずっと独りになること、見捨てられることに怯えていました。
そしてトンマンを心の底から恋い慕っていたピダムには、トンマンに捨てられることが一番の恐怖でした。
それをこの時優しく受け止めてくれたトンマンに、ピダムはどれだけ救われたかと思います。
ピダムのトンマンへの想い

http://blog.daum.net/_blog/より引用
ミシルの死、そして王の死でトンマンが27代王の「善徳女王」となり、ピダムは司量部令(サリョンブリョン:王の専属調査機関の長)の地位を与えられてミシル勢力を自分の味方にし、宮廷内部での実力をつけていき、10年が経ちます。
身分も実力にも問題のないのにピダムはトンマンから何度も「自分は神国の王であり、王は国に恋をしている。同時に人を愛することはできない」と想いを拒絶されます。
ピダムは切々とトンマンに思いの丈を迸らせます。
「初めてお会いした時、薬と交換に売ろうとした私に"ありがとう"と言われました。私には初めての言葉でした」
「私を責めぬ唯一のお方です。世間が無礼だという振る舞いには自信の表れだとおっしゃり、世間が残酷だという行為も陛下は勇敢だと言って下さった。世間が無謀だと責めても知略だと言って褒めて下さいました」
「母が亡くなった時も私を責めたりせず、ただ抱きしめて下さいました」
「それなのになぜです?私の真心は計略であり、陛下を守りたい私の心は━━除羅伐(ソラボル:都のこと)を得ようとする欲だと?!私の真心がもう見えないのですか??」
「歴史に名を残す夢より大切なものを見つけました」
56話までミシルのように生きてきたピダムが純粋な感情でトンマンに接していき、トンマンもその純粋さに心を動かされ、ピダムとの婚姻を決意します。

https://www.nemopan.com/talktvfree/2433595より引用
トンマンと想いの通じたピダムはミシルの言い残した「愛とは容赦なく奪うもの」という言葉をトンマンの玉座の瞬間から10年もの間心に刻んでいましたが、やっと愛の本質を理解します。
愛とは奪うものではなく与え、得るのではなく捨て、陛下と一緒に生きて行こうと心に誓います。
━━王座も名を残すことも、あの方の涙の前ではつまらぬものです━━と。
どうしても歪ませられるピダムの運命

http://go.idomin.com/460より引用
ピダムの気持ちとは裏腹にミシル勢力は止まりません。
ピダムの意思に反してトンマンを王から引きずり下ろそうとします。
それでもトンマンと幸せになりたいピダムですが、部下の反乱のせいで追い詰められ、トンマンからお揃いの指輪を渡されますが、掴んだ手をトンマンが離します。
そこで、幼い頃にムンノの手を掴んで離された思い出がピダムに否が応でもフラッシュバックします。
また捨てられるという思いがピダムに襲いかかります。
トンマンはそんな気持ちは毛頭無いのですが、ピダムの気持ちがわからないだけに、そこから2人の運命の歪みが生じてしまいます。

https://www.dispatch.co.kr/461275より引用
最終的にピダムとトンマンの仲を引き裂いたのは、ヨムジョンです。
全てピダムを自分の思い通りに動かそうとして、トンマンへの疑心暗鬼を自分の都合の良いように仕向けます。
トンマンは王位を譲位して、残された僅かな時間をピダムと暮らすことを夢見ていたのに・・。

https://allofidol.com/posts/231705?board=wholeより引用
そして史実となるピダムの「女王廃位」が起こるのですが、ヨムジョンの思惑がバレて、ピダム一門はなし崩れになります。
トンマンまで、あと・・歩

https://www.instiz.net/pt?no=1402082&page=1より引用
ピダムは味方勢もなく、告げなくてはならない人がいると単独王のいる戦地に赴きます。
どうしても言わなくてはならないことがあると・・。

http://www.diodeo.com/news/view/30202より引用
矢を身体中に受けても、トンマンまでの歩数を数えます。
トンマンまで、あと70歩、あと30歩・・10歩と。

https://www.instiz.net/pt/4701563より引用
そして目の前にトンマンが来た時に、ユシンやアルチョンに切り裂かれ、ピダムは囁きます。
「トンマン・・トンマナ・・」
そして命尽きますが、彼の言葉はトンマンには届きませんでした。
命を賭けて紡いだ言葉だったのに・・。
トンマンは王になって誰も私の名前を呼ばないと淋しそうに言っていましたが、私の名前を呼ぶのは反逆であり大罪だととも言いました。
反逆者になったピダムだからこそ、女王の名を呼んだのに、彼女に聞こえなかったのは悔しくてたまりません。
でも、最期の最期まで死にゆくピダムが誰かのことを想い、誰かのために呼んだ名前の意味は決して無駄にはならなかったと思います。
『善徳女王』まとめ

http://emeng.tistory.com/entry/より引用
ピダムは独りが怖くて、捨てられることを特に恐れていました。
それは私たちも同じではないでしょうか?
ピダムは特殊な生まれと特殊な環境で育ちましたが、人間の本質は同じです。
誰しも独りや捨てられることは怖くてたまりません。
私もあなたもミシルであり、トンマンでありピダムです。
強さもあり弱さもあり、それが自分です。
強くならなくて良い、素直に生きて行けばヨムジョンのような人物は現れないと思います。
決して他人に歪ませられるような運命にはなりたくないですよね。
ピダムとトンマンの歌
トンマン役のイ・ヨウォンが劇中で歌った、良く言えば初々しい、正直言えば音痴(笑)の歌です。
3回くらいドラマで流れました。
番組終盤に落馬や新型インフルエンザで体調不良だったため、番組終了後にアンサーソングをキム・ナムギルが歌いました。
役者なのに無駄に歌が上手い(笑)キム・ナムギルの歌声に酔い痴れて下さい。