48歳になっても美しさに遜色のないイ・ヨンエ。
結婚や出産、育児など2010年に芸能活動休止を宣言してからで女優活動をしばらく休んでいましたが、2017年にドラマ『師任堂(サイムダン)、色の日記』で見事復帰しました。
師任堂(サイムダン)色の日記|イヨンエ&ソンスンホン主演!感想・見どころ、キャスト相関図まとめ
13年ぶりのドラマとは思えない程、イ・ヨンエの美貌と肌の美しさには時間の流れを感じさせるものが一切なく、視聴者は彼女に釘付けになりました。
そんな美貌の女優イ・ヨンエのおすすめドラマと映画、また新作映画情報を紹介します。
(画像はhttps://www.allkpop.comより引用)
イ・ヨンエ出演ドラマ一覧
お宅の夫はいかがですか (原題 "댁의 남편은 어떠십니까?" SBS 1993年)
疾走 (原題 "질주" SBS 1994年)
愛と結婚 (原題 "사랑과 결혼" MBC 1995年)
アスファルトの男 (原題 "아스팔트 사나이" SBS 1995年)
宮廷女官キム尚宮 (原題 "서궁"〈西宮〉 KBS 1995年)
イ・ヨンエの宮廷料理人 (原題 "찬품단자"〈饌品単子〉 MBC 1995年)
パパ (PaPa) (原題 "파파" KBS 1996年)
絆 (原題 "그들의 포옹"〈彼らの抱擁〉 MBC 1996年)
同期間 (原題 "동기간" MBC 1996年)
北の駅から (原題 "간이역"〈簡易駅〉 MBC 1996年)
ドクターズ (原題 "의가형제"〈医家兄弟〉 MBC 1997年)
私が生きる理由 (原題 "내가 사는 이유" MBC 1997年)
愛しているから (原題 "사랑하니까" SBS 1997年)
ロマンス (原題 "로맨스" SBS 1998年)
※MBCで2002年に放送された同名のドラマ「ロマンス」とは別の作品である。
真実のために (原題 "애드버킷"〈Advocate〉 MBC 1998年)
ウンビリョン (原題 "은비령"〈隠秘嶺〉 KBS 1999年)
波濤 (原題 "파도" SBS 1999年)
インビテーション (原題 "초대"〈招待〉 KBS 1999年)
火花 (原題 "불꽃" SBS 2000年)
宮廷女官チャングムの誓い (原題 "대장금"〈大長今〉 MBC 2003年)
師任堂(サイムダン)、色の日記 (原題 "사임당, 빛의 일기" SBS 2017年)
大学卒業後に『お宅の夫はいかがですか』で女優デビューしますが、なんと芸能デビューは14歳の雑誌モデルでした。
大学在学中にCMモデルをして人気をすでに集めていました。
女優デビューしてからはどんどんとドラマ出演していましたが、2000年の火花では大胆なベッドシーンにも挑戦して、複雑な四角関係を演じて話題になりました。
そして、『宮廷女官チャングムの誓い』に出演し、他の追随を許さない圧倒的視聴率で国民的女優の座を手に入れましたが、ドラマ出演はこれが最後で、2005年映画『親切なクムジャさん』に出演を最後に、2009年に極秘結婚、2010年芸能活動休止を宣言します。
2011年2月に双子の赤ちゃんをもうけて、育児に専念し、やっと2017年『任師堂(サイムダン)、色の日記』で13年ぶりにドラマの世界へ帰ってきました。
イ・ヨンエ出演ドラマのおすすめは、2大作品!
イ・ヨンエといえば日本でのイメージは2005年に日本で放送された『チャングムの誓い』といっても過言ではありません。
この作品で彼女の韓流女優としての認知度は一気に高まり、『チャングム』人気はとどまるところを知らず、アニメも放送されたくらいです。
今まで韓国ドラマに興味のなかった日本人でも「チャングム」だけは聞いたことがあると言う筈です。
何よりも宮廷に仕える彼女の清純な美しさと、食と医学を大切にする真摯な姿勢が今まで韓国文化を知らなかった日本人にも新鮮に映ったことでしょう。
イ・ヨンエ出演ドラマおすすめ①『宮廷女官チャングムの誓い』
韓国で2003年に放送され、放送が開始すると連日視聴率50%超えという化け物番組となったドラマです。
放送当時のイ・ヨンエの年齢は32歳でしたが、誰もが彼女の透き通った美しさと果敢にチャレンジしていく純情さを見て25歳くらいだと思われていた、驚異のアラサーでした。
女性でありながらも朝鮮史上初の王の主治医になり、医学だけではなく卓越した料理の腕前も披露し、医食同源を具現化したチャングム。
イ・ヨンエよりもハン尚宮として登場したヤン・ミンギョンの人気が予想以上に高かったことから、彼女の出る章を10話長くしたため、話の展開に齟齬が生じて最初50話だった話を全54話に変更したようです。
史実として「朝鮮王朝実録」の中に大長今として重用され、王の主治医となった医女がいたとありますが、実際には女性が王宮に入ると「王と婚姻関係が発生する可能性がある」ため、一生外に出ることはできず、チャングムのように出入りできることできないため、完全にフィクションであると言われています。
実際にイ・ヨンエも自分の著書にこのドラマが「創作」だと書いています。
『チャングムの誓い』あらすじ
大長今(テジャングム)の称号を与えられ、王の主治医としての日々を送るチャングム。しかし加齢とともに中宗の身体を病魔がむしばむ。チャングムは、唯一の治療法として腸閉塞を起こした部分を切除することを提案。しかし刃物で人体を切るという初めて聞く治療法に周囲の反対はすさまじく、チャングムを支持している内医院(ネイウォン)でさえその無謀さを問う。大臣たちはこぞってチャングムを王の主治医の座から下ろし、厳罰に処すよう、中宗に直訴する。そもそも王の主治医とは、王の崩御とともに「王を守りきれなかった」罪により死罪となることが常だったのだ。間もなく訪れるであろう死期を悟った中宗。チャングムを守るため、内侍府(ネシブ)の長官にある密令を下す…。
『チャングムの誓い』主要キャスト相関図
『チャングムの誓い』予告動画
イ・ヨンエ出演ドラマおすすめ② 『任師堂(サイムダン)、色の日記』
師任堂(サイムダン)色の日記|イヨンエ&ソンスンホン主演!感想・見どころ、キャスト相関図まとめ
『宮廷女官チャングムの誓い』から13年。
『チャングム2』の構想もありましたが、イ・ヨンエはそれよりもこの作品を選んで復帰作としました。
『任師堂(サイムダン)、色の日記』は、共演に韓流俳優の第一人者ソン・スンホンを迎え、放送開始前から話題になりました。
現在2児の母となったイ・ヨンエですが、映像からは彼女の賢母としての母性があふれ出ています。
韓国の高額紙幣5万ウォンの肖像画となったシン・サイムダンが4人の子供を育てる人生と現代に生きる一人息子を育てる美術講師のソ・ジユンという2人の女性をイ・ヨンエが1人で演じ、逆境を乗り越え、家庭と自分の人生を守る母親として強く生きていく様を見せつけてくれます。
時代を超えても賢く強い母の姿に、母となったイ・ヨンエの現在の心境も加わってとても見ごたえのある作品になっています。
現在でもBSで再放送されるほど人気があり、現在日本のBS-TBSでも放送されています。
韓国の人気ドラマは何度でもBSや日本の有料放送で再放送されていますから、今後も放送されると思います。
『任師堂(サイムダン)、色の日記』あらすじ
大学で韓国美術史の非常勤講師を務めるジユン(イ・ヨンエ)は世紀の発見と言われる絵画「金剛山図」の発表を任せられるが、ジユンの一言から偽作疑惑が持ち上がってしまう。そんな中、ジユンは教授就任をかけた重要な学会に出席するためイタリアに向かい、そこで偶然古い日記を手に入れる。本に押された印を手掛かりにある古城を訪れると、そこには自分そっくりの女性が描かれた「美人図」があった。美人図と日記を持ち帰る研究を進めるジユン。日記には2人の芸術家サイムダン(イ・ヨンエ/二役)とイ・ギョム(ソン・スンホン)の切ない愛の記録が記されていた。そして日記を読み進めるうちに、金剛山図の真作に関する秘密も記されていて…。
『任師堂(サイムダン)、色の日記』主要キャスト相関図
『任師堂(サイムダン)、色の日記』予告動画
イ・ヨンエ出演映画一覧
インシャラ (原題 "인샬라" 1996年)
ファースト・キス (原題 "키스할래요?"〈キスしましょうか?〉 1998年 特別出演)
JSA (原題 "공동경비구역 JSA" 2000年)
ラスト・プレゼント (原題 "선물"〈贈り物〉 2001年)
春の日は過ぎゆく (原題 "봄날은 간다" 2001年)
親切なクムジャさん(原題 "친절한 금자씨" 2005年)
デビューしてから6本しか映画は出ていませんが、イ・ヨンエは映画女優としても強烈な印象を人々に与えています。
- 2001年 第2回大韓民国映画大賞 フォトジェニック映画俳優部門(映画『JSA』)
- 2001年 釜山映画評論家協会賞 主演女優賞(映画『春の日は過ぎゆく』)
- 2005年 第38回シッチェス・カタロニア国際映画祭 最優秀女優賞(映画『親切なクムジャさん』)
- 2005年 第26回青龍映画賞 主演女優賞(映画『親切なクムジャさん』)
- 2006年 第42回百想芸術大賞 最優秀演技賞(映画『親切なクムジャさん』)
など5つの賞を受賞し、特に『親切なクムジャさん』では韓国で栄誉ある青龍映画賞と百想芸術大賞のW受賞という栄光を手に入れましたが、それを最後に女優業からしばらく離れています。
イ・ヨンエ出演映画おすすめ3選!
ここでは、絶対見逃せない映画3本を紹介します。
イ・ヨンエの若い頃の魅力が詰まった作品から紹介していきたいと思います。
イ・ヨンエ出演映画おすすめ①『JSA』
2000年に韓国で公開された当時、ソウルでは入場者記録数を塗り替えて社会現象となった映画です。
全韓では583万人観客動員数を記録し、そのうちソウルでは半分近くの253万人を動員しました。
韓国軍と北朝鮮軍との兵士が共同で警備にあたる「JSA」において、友情を育んだ南北の兵士たちの交流とそこで起こった射殺事件の真相を解き明かしていきます。
スイス軍法務課将校の韓国系スイス人ソフィー・チャンは射殺事件の調査を依頼され、彼女は関係者と接触を計りながら事件の真実を追求します。
翌年の2001年には日本でも公開され『シュリ』のブームの勢いのまま日本でも2001年には共興収入11億円を超えるヒット映画になりました。
この時のイ・ヨンエが可愛すぎると話題になりました。
現在なら『太陽の末裔』のキム・ジウォン並みの可愛さと美しさがあります。
『JSA』あらすじ
韓国と北朝鮮の南北分断の象徴というべき北緯38度線上の共同警備区域(JSA)で、ある夜、謎の銃撃事件が発生。両国政府の合意のもと、韓国籍の父親を持つスイス軍女性将校ソフィーが事件の調査に乗り出す。ところが、事件当夜現場にいた北朝鮮側の兵士と韓国側の兵士は、お互いに敵国を非難し合って意見は食い違い、ソフィーは頭を抱える。だが粘り強く面談を進めるうち、やがて彼女はある思いがけない真実を知ることに……。
『JSA』主要キャスト
- ソン・ガンホ オ・ギョンピル役
- イ・ビョンホン イ・スヒョク役
- イ・ヨンエ ソフィー・チャン役
- キム・テウ ナン・ソンシク役
- シン・ハギュン チョン・ウジン役
『JSA』予告動画
イ・ヨンエ出演映画おすすめ②『春の日は過ぎゆく』
自然の中で消えゆく音を録音し続けるサンウは、痴呆症の祖母と若い頃に母と死別した父、と一緒に生活をしています。
退屈な毎日の中でラジオ番組のプロデューサー兼アナウンサーのウンスと番組のための録音旅行に出かけることになります。
2人で竹林の中で別々にマイクを持って笹の音を拾ううちに自然と2人の仲は深まっていき、春が過ぎてサンウが結婚を意識するようになりますが、離婚経験のあるウンスは自分の気持ちが揺らいでいくのを感じ、とうとうウンスはそれが重荷になり別れを切り出します。
録音機材を商売にしたサンウは、音は録音機に録音すればいいけれど、変わらないと思っていた愛は録音することはできずにうつろっていくと感じてしまいます。
この映画『春の日は過ぎゆく』は男性と女性とで観方にかなり差が出る作品だと思います。
男性からは女性の気持ちが変わっていったことが理解できないでしょうし、女性からは男性が気持ちを理解してくれないことに苛立ちを感じることでしょう。
2人の「春」は別の所にあり、ウンスの春の中にはサンウが入っていなかったことが悲しみを誘います。
淡々と綴られる独自の世界がますますサンウの悲しみを物語っています。
『春の日は過ぎゆく』あらすじ
年上の女性ウンス(イ・ヨンエ)と、仕事のパートナーとして出会った青年サンウ(ユ・ジテ)は、出会って間もなく恋に落ちる。だが、サンウが愛にのめり込むほどに、離婚経験のあるウンスは愛に懐疑的になっていく。
四季の移ろい、風の音、そして愛の喜びと悲しみ…。変わりゆく愛に揺れる男女の心を、繊細にそしてリアルに描いた宝石のような作品。
『春の日は過ぎゆく』主要キャスト
サンウ:ユ・ジテ
ウンス:イ・ヨンエ
サンウの祖母:ペク・ソンヒ
サンウの父:パク・イナン
サンウの叔母:シン・シネ
音楽プロデューサー:ペク・チョンハク
『春の日は過ぎゆく』予告動画
イ・ヨンエ出演映画おすすめ③『親切なクムジャさん』
復讐劇とありR-18指定を受けたものの、公開から三ヶ月で全国で350万人の観客動員数を記録し、R-18指定としては『チング 友へ』に次ぐ歴代公開動員数2位という興業成績を収めました。
『復讐者に憐れみを』『オールド・ボーイ』に続くリベンジトリロジー三部作の最終作になります。
『宮廷女官チャングムの誓い』で日本でついた清純なイメージとはうらはらに、この作品では復讐に燃える主人公を演じているギャップがたまりません。
13年間無実の罪で服役し、服役中は囚人仲間や支援者にいつもにこやかに接することから「親切なクムジャさん」と呼ばれていた彼女は、自分の子供を盾にされて濡れ衣で服役することになった人物に復讐を企てます。
その復讐も思わぬ方へと転がっていき、まさかの展開が待ち受けています。
クムジャさんの個性的な赤いアイシャドウが雪原の白と対照的で、他にもケーキや豆腐の白、血の赤など色々な場面で赤と白の対比が描かれています。
日本映画では描けない復讐劇です。
『親切なクムジャさん』あらすじ
20歳のときに幼児誘拐殺人事件の犯人として逮捕され、その美貌と残忍な手口で世間を騒然とさせたイ・クムジャ。刑務所での彼女は聖母のような微笑で他の囚人たちの面倒を見ることから “親切なクムジャさん”と呼ばれていた。13年後、出所した彼女はある目的を胸に秘めていた。それは、娘を奪い、殺人の罪を押し付けたペク先生に復讐を果たすこと。クムジャはかつて恩を売った囚人仲間を訪ね、周到に復讐の準備を進めてゆく。
『親切なクムジャさん』主要キャスト
- イ・ヨンエ イ・クムジャ役
- チェ・ミンシク ペク・ハンサン先生役
- クォン・イェヨン ジェニー役
- キム・シフ クンシク役
- オ・ダルス チャン氏役
- キム・ビョンオク 伝導師役
- イ・スンシン パク・イジョン役
『親切なクムジャさん』予告動画
イ・ヨンエの新作映画情報
2018年8月には建国100年の記念ドラマである「異夢」の出演を降板し、イ・ヨウォンが代役となり、ユ・ジテ、ナム・ギュリ、キム・キュジョンが出演を決定しています。
イ・ヨンエはスケジュールの調整ができず、やむなく出演を取りやめたそうで、ドラマでの出演はもう少し先になりそうですが、映画は昨年クランクインしているそうです。
「僕を探して」の制作会社26カンパニーは21日、「待ちに待ってついに女優イ・ヨンエをスクリーンで見られることになった。2005年パク・チャヌク監督の『親切なクムジャさん』以来13年ぶりの映画となる」とイ・ヨンエの出演が確定したことを伝えた。
映画「僕を探して」は、失踪児童、拉致事件に対する周りの人々の信頼や裏切り、他人への無関心さを描いた作品。
26カンパニーのパク・セジュン代表は「キム・スンウ監督は、中央(チュンアン)大学映画学科出身の前途有望な人材で、何年も体系的な準備をして密度が高く、深い共感を得られるシナリオでイ・ヨンエの心を動かし、すでに映画界では彼のデビュー作に大きな期待がかかっている」と明らかにした。
続けてイ・ヨンエ側は「『僕を探して』のシナリオを見て、新人監督にも関わらず、魅力的なストーリーと崇高な母性を立体的に見せてくれるキャラクターに大きな感銘を受けて監督と会い、実際に二児の母親として母親の気持ちに対する話を伝えながら作品への愛情を示した」と伝えた。
2018年2月WoW!Koreaより
クランクインは昨年5月14日にされているので、早ければ今年韓国で公開されると思います。
それ以来の続報はないので、クランクアップしてからきちんと公開段階に入ればどんどん情報が出てくる筈です。
情報が出てくれば公開までは早いので、イ・ヨンエの13年ぶりの新作映画に期待して待ちましょう。