MBCのドラマ『太王四神記』でデビューした女優イ・ジア。
デビュー作にもかかわらず、ペ・ヨンジュン演ずる大王タムドクの恋人スジニ役というヒロインでデビューを華々しく飾りました。
韓国生まれですが、小学生の時にアメリカに移住し、美術大学在学時に『太王四神記』のオーディションを受けます。
なんとハ・ジウォンやキム・テヒといった有名女優を押しのけ、倍率の高かったオーディションでスジニ役を手に入れました。
このデビュー作で彼女は、2007年のMBCドラマ賞において「最優秀新人女優賞」「ベストスター賞」および「ベストカップル賞」(ペ・ヨンジュンと共に)の3つの賞を受賞しました。
女優として好調な滑り出しでしたが、今まで彼女はそんなに多くの作品に出ていません。
彼女はスキャンダルを起こしたからです。
彼女の過去と現在を調べてみたいと思います。
イ・ジアの現在は?
現在あまり表だった活躍をしていないイ・ジア。
いくつかドラマの話はありましたが、最終検討で制作側から漏れてしまうようです。
バラエティ番組の話もあったようですが、彼女自身があまり積極的ではなかったようです。
また、バラエティー番組での発言も彼女は及び腰ではありました。
彼女が干されたようになってしまったのも、バラエティー番組に積極的になれないのも、彼女の過去に理由があるのですが、それは結婚の噂で後述します。
今年8月29日に『今日の探偵』制作発表会に出席しました。
「今日の探偵」は幽霊を捕まえるレベルの高い探偵イ・ダイル(チェ・ダニエル)と、熱血探偵助手のチョン・ヨウル(パク・ウンビン)が、謎の女性ソン・ウヘ(イ・ジア)と鉢合わせしたことから、奇怪な事件に巻き込まれる本格ホラースリラードラマだ。
2017年に『3度結婚する女』から3年ぶりに『私のおじさん』という、俳優イ・ソンギュン × 歌手IU 共演作の期待作でドラマ復帰会見を果たしました。
今年見事『私のおじさん』のドラマの役柄を務めた彼女には2年続けてドラマ出演は朗報ではないでしょうか。
新しいイ・ジアのイメージに期待したいと思います。
イ・ジア整形の噂
イ・ジアはバラエティー番組に出演していた時に、「ドラマ『3度結婚する女』の撮影当時、整形したのではないのかという指摘をたくさん受けた」と打ち明けました。
司会者から「自然美人なのか?」という質問に「高い鼻を手に入れたくてプロテーゼを入れたが、最終的に炎症を起こしたため除去した」と自ら告白しました。
実は、整形大国韓国では鼻の整形手術の後遺症と副作用に悩む人が多いのですが、彼女はその後遺症に悩んだため除去したのではないでしょうか。
整形しなくても透明感のある美しい顔なので、そのままで大丈夫だと思いますし、再手術は困難な手術なのでそのままでいて欲しいです。
イ・ジア結婚の噂~ソ・テジと極秘結婚していた
イ・ジアには結婚歴があります。
子供が2人いるという噂もありましたが、子供はいません。
彼女の波乱万丈な結婚について紹介したいと思います。
2011年3月、チョン・ウソンと交際発覚
2010年SBSドラマ『アテナ-戦場の女神-』でチョン・ウソンと共演し、交際を始めます。
パリでのデートが報道され、お互い熱愛を認め、公式カップルとなります。
結婚間近だと言われているカップルでした。
2011年4月、ソ・テジとの離婚訴訟が報じられる
1997年、イ・ジア19歳の時、歌手のソ・テジとアメリカで極秘結婚していました。
イ・ジアが16歳の時、ソ・テジのロサンゼルス公演を観に行ったのが出会いのきっかけです。
結婚して2年7ヶ月で別居し、2006年協議離婚したのですが、よりによって離婚訴訟が2011年1月から始まってしまいました。
イ・ジアが慰謝料と財産分与をめぐり訴訟を起こしていたのです。
彼女にもこのタイミングの訴訟とは考えてもいなかったでしょうし、極秘結婚がバレるとも思っていなかったのでしょう。
この時、イ・ジアもソ・テジもプロフィールは"未婚"だったのですから。
彼女の結婚生活は波乱万丈で、相手が有名歌手という事情から極秘のため、名前を変えて、複数の名前を使って生活し、家族とは7年会うこともできず、辛い思いをしたようです。
ソ・テジと別れ、『太王四神記』に出演して女優への道が開けた瞬間、彼女には希望の光が見えたのではないでしょうか?
女優としての人生が始まったのに、なんと、2011年の離婚訴訟の報道で彼女の人生はまた幸せな軌道から外れます。
2011年5月、チョン・ウソンと破局
イ・ジアの離婚訴訟報道により、2人は交際3ヶ月で破局してしました。
熱愛報道されたパリで彼女は自分の結婚歴を悩みつつチヨン・ウソンに打ち明けると、彼は「僕にも15年付き合った彼女がいたよ」と、明るく受けとめてくれたようです。
離婚訴訟が始まることも彼には教えていたらしく、チョン・ウソンは極秘結婚も離婚訴訟も知っていました。
しかし、破局してしまったのは、チョン・ウソンの彼女を思う優しさだったようです。
「彼女ができる最善を尽くしたと思います。事件が取り沙汰されている間、私のせいでもっと傷つくのでは、と心配で『俺のことは気にしないで』と話しました」
事件当時、沈黙を守っていたことについて「ただでさえ大変な状況の中、私まで『(彼女を)助ける』という発言をして世間に出ていったら、さらに物事を複雑にしてしまうと思った」と当時を振り返った。
また「私たちの本心、意思とは関係なく話が歪曲されるようだったため、黙っていることを選択した」とした一方、「話したいことは話す、という性格であるため、黙っていることは本当につらかった」と吐露した。
「恋愛にはタイミングが必要。しかし、彼女にとっては適当ではないタイミングで私が彼女の前に現れたようだ。考えてみると、彼女は愛してはいけない人たちを愛してしまった。それは罪なのだろうか」と元恋人=イ・ジアを思いやったチョン・ウソン。彼はいま「すごくつらかったよね? 」と声をかけ、イ・ジアに食事をごちそうしたいのだという。
出典:http://www.wowkorea.jp/section/interview/read.asp?narticleid=106266
ただ、チョン・ウソンの優しさにもかかわらず、破局してしまったことでイ・ジアは世間から責められ、干されてしまいました。
好きな女優だったのに本当にこんなことで干されてしまうのが残念でなりませんでした。
イ・ジア出演ドラマまとめ
①太王四神記
スジニ役(タムドクの恋人) (MBC 2007)
数千年の時を越えてあざなえる運命と、切ない愛に命を賭けた優しく公明正大な王の生涯を描いた歴史ファンタジーです。
主人公は韓国の歴史的英雄にして高句麗の第19代王・広開土大王、タムドク(ペ・ヨンジュン)です。
②ベートーベン・ウィルス
トゥ・ルミ役(ヴァイオリン奏者) (MBC 2008)
韓国では20%前後のの視聴率と好調で、「カン・マエ(主人公の通り名)・シンドローム」と呼ばれ、クラシック音楽社会現象を巻き起こしました。
キム・ミョンミン演じる世渡りの下手な指揮者と、音楽に挫折した者たちが生み出した奇跡の物語をコメディ・タッチで描いています。
③スタイル
イ・ソジョン役(雑誌の編集アシスタント) (SBS 2009)
ファッション業界雑誌「スタイル」編集に携わる20~30代の若者の仕事と愛をリアルに描いた作品です。
主演の敏腕編集者にキム・ヘス、共演にはリュ・シウォンという豪華役者が揃っています。
④ATHENA -アテナ
ハン・ジェヒ役(国家情報機関要員) (SBS 2010)
朝鮮半島や世界を脅かすテロ組織「アテナ」と、立ち向かう国家情報機関「NTS」要員の活躍を中心に展開する諜報アクション大作です。
「アイリス」のスピンオフとして200億ウォンをかけて製作されました。
主演チョン・ウソン、共演にチャ・スンウォンという、アクションには欠かせないキャストたちが競演します。
⑤私も花!
チャ・ボンソン役(ヒロインの女性警察官) (MBC 2011)
さえない婦人警官が、駐車場管理人をしていますが実は会社の社長という二重生活をするイケメンセレブと恋に落ちるラブコメです。
超高視聴率ドラマ「製パン王キム・タック」のユン・シユン、人気絶頂のBEASTのメンバーのイ・ギグァンと共演しました。
⑥3度結婚する女
オ・ウンス役(ヒロイン) (SBS 2013)
最初の結婚に失敗し、再婚をしたヒロイン。
しかし、その再婚も疑問符だらけです。
元旦那は?子供との暮らしはどうする?3度目の結婚はある?などと気持ちは馳せていきます。
将来の見えない中で、彼女の将来はどうなるのでしょうか!?
ヒロインの姉役に「限りない愛」オム・ジウォンを迎えたリアルな現代の人間ドラマです。
⑦私のおじさん
カン・ユンヒ役(おじさんの妻で、弁護士) (SBS 2018)
道理にかなった人生を生きて行く普通のおじさんと、厳しい現実を全身で耐える冷たくてタフな女のドラマです。
人生の紆余曲折を存分に味わったおじさん三兄弟と、厳しい人生を生きてきた女性が、お互いを通じて人生を癒す物語のヒューマンドラマです。
俳優イ・ソンギュン × 歌手IU 共演作の期待作として今年韓国で放送されました。
イ・ジアは日本語が喋れる!?
2008年にイ・ジアは『太王四神記』の日本放映を記念して、キム・ジョンハク監督、ペ・ヨンジュンらと大阪と東京を訪問して、記者会見に参加しました。
日本語を話すイ・ジアの姿が国内に一足遅れて公開されて、話題になっている。この動画を見たネットユーザーは「ネイティブの私が見ても自然だ」「抑揚が日本人のようで、日本人も驚く」「発音、アクセント、すべての面が自然でやわらかい」など、驚きを表現している。
イ・ジアの所属事務所側は「イ・ジアの日本訪問時、業界関係者は作品、広告、エージェンシー契約などを提案して、積極的な姿を見せた。多くの人々がネイティブに近いイ・ジアの正確で洗練された日本語発音に驚いた」と明らかにした。イ・ジアは日本でドラマ『太王四神記』が放映されながら、ファンクラブが結成されるなど、次世代韓流スターとして注目されている。またイ・ジアは、10日放送開始されるMBCドラマ『ベートーベン・ウイルス』の放映を控えて、演技闘魂を燃やしている。
出典:http://contents.innolife.net/news/list.php?ac_id=4&ai_id=88922
小学生でアメリカ移住したイ・ジアですから、語学には堪能なのかもしれませんね。
実は、イ・ジアの祖父母は育英事業に貢献した大資産家だったらしいのです。
祖父の故キム・スンフン氏は、現在の京畿高校の前身の京城第一公立高等普通学校の理事を歴任し、学校法人梨花学園の理事を務めていたことが報道され、当時の事務所もそれを認めていました。
英才教育を受けていた可能性も十分考えられますし、生まれつき頭が良いのかもしれませんね。
まとめ
オーディションを勝ち抜きシンデレラガールとして華々しくデビューしたイ・ジアですが、現実は厳しかったようです。
波乱万丈の人生でしたが、これから立ち直った彼女に注目していきたいですね。
誰もが波瀾万丈の後には幸せが待っています、それは私たちも同じことです。