『ハベクの新婦』は、まだ日本のタイトルが決まっていない時点では『河伯の花嫁』でした。
『ミセン』や『シグナル』などヒット作ばかり生み出してきた韓国の「tvNドラマ」で放送というのもあり、期待が大きいドラマでした。
『ミセン』の脚本を担当したチョン・ユンジョンと『ナイン~9回の時間旅行~』のプロデューサーであるキム・ビョンスがタッグを組んだ作品というのもあり、そこがまた期待を呼びます。
『河伯の花嫁2017』は元々2012年〜2014年に人気を集めた漫画を原作にしたドラマで、現代風にリメイクされたものです。
この記事では、この『ハベクの新婦』の感想と見どころをご紹介します。
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『ハベクの新婦』あらすじ
水国の王に即位するため、人間界に降り立った水の神ハベクと家来のスリ。
しかし、時空のねじれで間違った場所に着き、おまけに管理神の居場所が分かる座標だけではなく、神力もなくしてしまう。
途方にくれたハベクは“神の従者”の子孫ユン・ソアに覚醒してもらうべく、ある手段を使うのだが―。
そして、ハベクは苦労の末、天国の管理神ビリョムと水国の管理神ムラに会うのだが、なぜか2人はハベクに「神石は渡せない」と言い放つ…!
そんな中、ソアはリゾート会社の代表シン・フエと出会う。
ソアは自分を窮地から救ってくれたフエに感謝し、フエはソアに淡い思いを抱くが、ソアは自宅に転がりこみ自分を振り回すハベクにだんだん惹かれて…。公式ホームページより引用
『ハベクの新婦』感想
笑いあり、涙ありのファンタジーロマンです。
オレ様ハベクの名言が凄かったです。
「ずっと君のことだけ考えてた」
「あの娘は僕の所有物だから、彼女をいじめたければ、僕に許しを得ろ」
「僕が初めて書いた文字だ、光栄に思え」
さすが水界の王様ですね。
普通の人間の男性ならこんな言葉女性に対して言えません。
最初は人間のしもべとしてのソアに乱暴な口をきいていたハベク。
そして、ソアに惹かれていくうちに優しい言葉を使いだす王様には見ていてキュンキュンが止まらなくなります。
最後は漫画原作と違いハッピーエンドです。
ソアが「王様になるのは私が死ぬまで待ってください。私が死ぬまで一緒にいてください」と言い、その願いがめでたく叶い、二人は一緒に人間界でいることを許されます。
これはもう、観ているこちらも拍手喝采を送りたいほど嬉しくなりました。
ただしこの作品は、韓国では酷評だったようです。
キャスティングの時点で、ナム・ジュヒョクはちょっと違うなどの批判がありました。
実際、ドラマが始まったら、原作のイメージは総崩れで、ナム・ジュヒョク&シン・セギョンの演技がダメだと言われました。
韓国での視聴率は、3%前後。
それでもケーブルのtvNのドラマとしては、決して悪くない数字です。
原作が人気漫画であれば、実写(正確にはちがうけど)となると騒動が起こるのは日本も同じです。
評判などに気にせず観てください!
ちょっと神界の話がわかりにくいこともありますが、笑って泣けるファンタジーは日本でなら偏見なく観られると思います。
『ハベクの新婦』韓国版タイトルと日本版タイトルの違い
韓国の元タイトルは『河伯(カッパ)の花嫁』
元タイトルは『河伯の花嫁』ですが、「河伯」とは、日本で言えば「カッパ」なんですよね。
緑色で頭に皿があって、甲羅を背負って人間と相撲をとるあの河童です。
河童と聞いて当惑されるかもしれませんが、安心してください。
河童の話ではありません。
河伯とは、中国では「水の神様」のことです。
日本では河伯の漢字からカッパと読みだし、後に河童の文字が再度当てられるという面倒な言葉になりました。
しかし、日本にも河伯神社があります。
これは河童だけではなく、大きく「川の神様」「水の神様」を祀っています。
なので、この日本の河伯もドラマと同じ意味で「水の神様」として日本でも信仰の対象になっていたのでしょう。
私は京極夏彦ではないので、このあたりでカッパの話はやめます。
この作品は日本ではタイトルが『ハベクの新婦』に変わっていました。
頭の中に『河伯の花嫁』だと凝り固まった概念があり、しばらくは同じドラマだと気づけませんでした。
『河伯』が『ハベク』になったのはいいのです!!わかります。
『花嫁』が『新婦』になったことが、盲点でした。
ハングルで「신부」は、発音は「しんぷ」です。
新婦で検索しても、花嫁で検索してもこの「신부」が出てきます。
なぜかというと、韓国では花嫁という概念がそもそもありません。
なので、日本では「新婦」になったのだと思われます。
ずっと観たいと思っていて、気づけなかった時のショックの大きかったこと!!
ネットで韓国の新作を調べているときにはたまにあることですね、日本ではタイトルが違っているパターン。
一番タイトルが変わったのは『月の恋人』でした。
なんと、日本ではタイトルが『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』に変わり、大人気になりました。
いつも最初に観たタイトルの方がすっきりするのはなぜでしょうか。
麗レイ(月の恋人)|イジュンギ主演!あらすじ・メイキング・キャスト・続編まとめ
『ハベクの新婦』気になる漫画原作とドラマの違い
『ハベクの新婦』ドラマでは
水国の王に即位するため、人間界に降り立った水の神ハベクと家来のスリ。しかし、時空のねじれで間違った場所に着き、おまけに管理神の居場所が分かる座標だけではなく、神力もなくしてしまう。途方にくれたハベクは“神の従者”の子孫ユン・ソアに覚醒してもらうべく、ある手段を使うのだが―。そして、ハベクは苦労の末、天国の管理神ビリョムと水国の管理神ムラに会うのだが、なぜか2人はハベクに「神石は渡せない」と言い放つ…!
そんな中、ソアはリゾート会社の代表シン・フエと出会う。ソアは自分を窮地から救ってくれたフエに感謝し、フエはソアに淡い思いを抱くが、ソアは自宅に転がりこみ自分を振り回すハベクにだんだん惹かれて…。出典:http://culture-pub.jp/habeku/
最初のハベクの人間界登場シーンで、真っ裸で現れ、ハベクがソアの白衣(ピンク色だけど)を着て走り回る姿は笑いまくりました。
序盤では水の王として、常識のないハベクにずっと爆笑させられます。
ファンタジーではなく、コメディーかと勘違いしてしまいます。
『ハベクの新婦』原作漫画では
神々の愛を争う哀しい戦いと、水神への生贄として捧げられて、その渦中に巻きまれた女性の愛の物語。戦いは龍王が水神の味方に着いたことで決着したが、娘を守ろうとした水神の妻(人間)소아(ソア)は、傷つき倒れる。しかし女神の一人が己の全ての力と、水神の血をひく娘に宿った神力を合わせて不老不死の桃の木を復活させて、実をソアに与えることで、ソアは助かり不老不死となった。
時を経たソアは、娘の神力を桃の木に与え続けなければ不老不死を維持できない事実に、娘の命を縮めている可能性があることを危惧し、桃を食べることを拒否、自らの死を決意する。水神に子供達のことを頼み、永遠の愛を誓い、ソアは美しい姿のままで眠るようにやすらかな死を迎えた。出典:http://tobeisao.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/20141117-2c3f.html
原作マンガでは、結末が悲しすぎます。
でも、私はこういう話は大好物なのです。
悲恋物大好きなのです。
原作漫画とドラマの違いは?
ドラマは原作のスピンオフ作品です。
ハベクは水の神なので不老不死のまま時間が経ちます。。
昔々に人間に恋愛して(コレが漫画)。
現在2017に至り(ドラマ)。
また人間に恋をするという設定のようです。
原作を知らなくても楽しめるようになっています。
でも、原作も見てみると楽しく観れるかもしれません。
この話はここに来たのか、とか、スピンオフならではの楽しみ方ができそうです。
『ハベクの新婦』見どころ
①全員美男美女揃い
メインの出演者全員がこの顔面偏差値なら、それだけでも観る価値があります。
- ハベクはナム・ジュヒョク(麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~のペガ王子)
- ユン・ソアはシン・セギョン(六龍が飛ぶ)
- 水の女神ムラにクリスタル(f(x))(青い海の伝説)
- 天の神ビョリムにコンミョン(5urprise)
- そして、謎多きCEOシン・フエに今まで様々なドラマで活躍してきたイム・ジュファン
また、神々の天界と人間界でのビジュアルの違いにも注目していただきたいです。
天界では、本当にこの世のものではない美しさを纏っています。
その割には、話す内容は人間臭いギャップがまた笑えます。
②ナム・ジュヒョクのオレ様キャラ
神界の皇帝になる設定のせいか・・。
とにかく、オレ様なナム・ジュヒョクが見れます。
韓国語がわからなくても、相当偉そうな言葉遣いをしてるのがわかるくらい。
ここまでの、オレ様キャラは、なかなかないかも??
彼のこんなキャラは、初めて見たせいもあって、ある意味新鮮です。
この、オレ様~な神様が、恋に落ちてから、可愛くなるのは、ツボですね!
③最終回は、胸キュン急上昇!!
ハベクが、前半、偉そうすぎるせいか・・。
なかなかキュンキュンしないんですが、後半から徐々に盛り上がっていきます。
最終回のナム・ジュヒョクは、ホントに良かった!!!
ここに到達するために、このドラマを見てたんだ!と思うほどに。
女としては、ここまで思ってもらえる男に出会えるなら、ほかに何もいらないと感動する筈です。
それくらい、最終回は、ドキドキしました。
④イム・ジュファンがいい!
リゾート会社の社長で出てくる、イム・ジュファン。
これも、このドラマの見どころです。
前半、ただのいい人に見えるのに、途中で、驚きの悪役に!?
この辺の感情表現が実に上手で、観ているこちらも本当に彼が憎くなりました。
『ああ、私の幽霊さま』でもこの意外性は生かされていました。
でも、悪役似合わないので、やめていただきたいのですが。
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『ハベクの新婦』キャスト(登場人物)と相関図
- ハベク役ーナム・ジュヒョク
水国の次期王であり、上から目線でプライドが高く不器用な性格。
王に即位するため、人間界に来た。 - ユン・ソア役ーシン・セギョン
神経精神科医。また、先祖代々から神様に仕える者として生きている。
独立して病院を運営しているが不親切な診療を理由に患者が来ない。
借金がありとても貧乏。 - ビリョム役ーコンミョン
天を管理する神様で、人間界では空を操る。
好奇心旺盛で、天真爛漫な性格。 - ムラ役ークリスタル
水を管理する神様で、人間界では女優として生活している。
実はハベクが好き。
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胸キュン必須のこのドラマは、オススメですよ♪^^