『奇皇后~ふたつの愛、涙の誓い~』のアジアで人気を独占するイケメン俳優チ・チャンウクと『シティーハンターin Seoul』などの大ヒットドラマに出演するパク・ミニョンが韓国ドラマ史上最高にピュアなラブストーリーを届けてくれるドラマ『ヒーラー~最高の恋人~』。
闇の便利屋と呼ばれるコードネーム「ヒーラー」ととことん明るい性格でスクープを狙い続ける記者とのロマンスはドキドキとキュンキュンが止まりません。
7年ぶりのドラマ出演となるユ・ジテも有名な記者として物語の核心を突く役どころとして登場しています。
脚本は『信義━シンイ━』など数々のヒットドラマを手掛けるソン・ジナで、観だしたら止まらないこと間違いなしのドラマとなっています。
(画像はhttps://bloodymonday.tistory.com/6より引用)
『ヒーラー~最高の恋人~』あらすじ
闇の便利屋「ヒーラー」ことソ・ジョンフ(チ・チャンウク)は、誰にもその顔を見られることなく、殺人以外ならどんな依頼も完璧にこなす業界屈指のレジェンドだ。そんな彼のもとに、1人の女性を捜してほしいという依頼が入る。ターゲットは、三流インターネット新聞「サムデーニュース」の熱血記者チェ・ヨンシン(パク・ミニョン)。依頼主は、ABS放送局のスター記者、キム・ムンホ(ユ・ジテ)だった。難なく彼女を見つけ出し、仕事をこなしたジョンフだったが、さらにムンホから新たな依頼が届く。それは、ヨンシンの夢を調べること。奇妙な依頼を不審に思いつつも、彼女の身辺を調べるうち、その過去を知り、気になり出したジョンフは、新米記者パク・ボンスとして彼女の職場に潜入する。そんな中、ある事件によりジョンフ、さらにヨンシンが狙われるように。ヨンシンは後輩ボンスに心を許しつつ、自分の危機に現れる正体不明の男、ヒーラーに惹かれていくが……。一方で、ムンホはある過去の出来事に苦悩し、ヨンシンを一流記者に育てようとしていた。その裏には、ヨンシンやジョンフ、彼らの親たちの因縁が隠されていて……。
その過去の真実とは? ジョンフとヨンシンの愛の行方は?公式ページより引用
『ヒーラー~最高の恋人~』見どころ

https://m.blog.naver.com/より引用
このドラマはチ・チャンウクのファンは全員見ていると言われるほどの、チ・チャンウクファンにとっては垂涎もののドラマです。
それだけチ・チャンウクの魅力が溢れていて、自分が記者のヨンシン(パク・ミニョン)の気分になってチ・チャンウクからの愛情を受け止めるという素敵な妄想で酔ってしまったのではないでしょうか?!
「闇の便利屋」として殺人以外なら何でも請け負うという孤独を背負ったヒーラー(チ・チャンウク)と、養父に愛されて育ったものの両親から捨てられた記者ヨンシンの孤独が、2人の運命の出会いにより愛情へと変わっていく様は、孤独を唯一忘れさせてくれるかけがえのない相手だと実感させてくれます。
決して自分の身分を曝してはいけないヒーラーの愛が私たち視聴者の心に切なく迫ります。
そして、2人の気持ちが通った時、ヒーラーはどうなってしまうのでしょうか・・?!
「ヒーラー」と記者ボンスのギャップ萌え

https://aaqq.tistory.com/entry/より引用
「闇の便利屋”ヒーラー”」として日々走り回り、アクションを披露してくれるチ・チャンウクは強さの象徴です。
実際ドラマを観ていて、こんなに走り回るのはさぞかし辛いだろうと思うくらい、屋根の上を走り、屋根から屋根へと飛び移り、こちらの方が息が切れそうなくらいです。
「闇の便利屋」と言うだけに、誰も正体は知らず、顔を見られることもなくどんな仕事も殺人以外は受け持つだけに報酬は別格です。
この金額を支払って表沙汰にできない仕事を頼むのは、よほどの地位にある悪いことを企む人物としか思えませんが、報酬さえ払えば確実に仕事は完遂する実力の持ち主です。

http://d.kbs.co.kr/news/view.do?ncd=2985249より引用
一方、とある依頼によりヨンシンに近付き、彼女の後輩として三流ニュースの「サムデーニュース」に勤務することになったヒーラーはパク・ボンスを名乗りますが、新人記者としてのボンスは何をしてもへなちょこです。
一方的に喋るヨンシンのマシンガントークにもただ頷くだけ、ヨンシンにせかされてもおどおどして何一つまともに熟せませんが、愛嬌はあります。
ヒーラーとしての「カッコよさ」とボンスとしての「可愛らしさ」の二面性、更に心に暗い闇を抱える自分自身であるソ・ジョンフとして葛藤という1人3役という難しい役柄をさらりとやってのけるチ・チャンウクの魅力はますます女性を虜にしたことでしょう。
視聴者からはヒーラーとボンスが同一人物なのはわかっていますから、強さと優しさの両面を持つチ・チャンウクの演技力はさすがとしか言いようがありません。
ヒーラーと記者ヨンシンの愛

https://kyg193132.tistory.com/870より引用
本来は記者として自分の身近にいていつも守ってくれる「ヒーラー」のスクープをすっぱ抜かなければならないヨンシンですが、だんだんとヒーラーに惹かれていきます。
最初は有名キャスターのキム・ムンホ(ユ・ジテ)が憧れであり、初恋の人でしたが、いつの間にか守ってもらう度に顔も見たことのないヒーラーに恋をしてしまいます。
決して正体を明かせず、顔を見せられないヒーラーは自ら目隠ししたヨンシンにキスをしたり、ヨンシンのニット帽を下げて自分の姿を隠してキスをしたりとトキメキが止まりません。
また、ヨンシンが誘った映画館デートでも、ヨンシンのために貸切にして自分の姿が見えない位置に座り、自分の存在を感じさせながらも決して目の前に現れることはしません。
映画が終わり、劇場を出ようとしたヨンシンの手をぎゅっと握りしめたりという演出もあり、観ているこちらまで会うことの許されない2人の恋が胸を締め付けられるようです。

http://www.newdaily.co.kr/site/data/html/2015/01/26/2015012600146.htmlより引用
徐々にヒーラーの正体に感付いたヨンシンとボンスは目も当てられないほどのイチャイチャぶりを発揮します。
2人きりの場面でもそうですが、職場でもボンスに膝枕をしてもらって眠るヨンシンにはびっくりしました。
どこであろうとも愛情優先で「人目もはばからず」を完全に実践しています。
とあることをきっっかけにして有名テレビ局を退社してサムデーニュースの社長となったムンホも驚きの2人の展開ですが、顔を知らないヒーラーがイケメンだったからいいものの、不細工な男性だったらヨンシンはどうなったのかとても気になりました。
100年の恋も一瞬で醒めたら大笑いだと思ってしまいます。
こんなラブラブな2人でもボンスはまだソ・ジョンフとしてヨンシンには接していません。
それには2人の運命と大きく関わりがあったのです。
22年前からの繋がり

https://tving.tistory.com/2614より引用
ジョンフとヨンシン、そしてムンホは22年前からの知り合いでした。
当時幼かったジョンフとヨンシンは知りませんが、年の離れたムンホだけはその事実を知ったまま、2人に向き合います。
全ての鍵は22年前の世情を正そうとして、勇気を振り絞って海賊放送を志した5人の若者たちの情熱。
それ故の裏切りもありました。
22年前からの因縁はジョンフとヨンシンの愛を邪魔しようとします。
2人の愛は長い年月を挟んだ時間を超えて結ばれることができるのでしょうか⁈
そして22年前の若者たちの間には何があり、何がジョンフとヨンシンとムンホを今のような状態にしたのでしょうか?!
そこには金と地位に目がくらんだ「欲望」に支配されたかつては純粋な青年の末路があったのです。
実力派俳優のオンパレード

http://www.topstarnews.net/news/articleView.html?idxno=73446より引用
ヒーラーの相棒とも言うべき元刑事の天才ハッカーにキム・ミギョン、ヨンシンの養父にパク・サンミョン、ユン刑事にチョ・ハンチョル、ムンホの元恋人であり元上司にウ・ヒジン、サムデーニュース編集部長にパク・ウォンサン。
22年前からの因縁のあるムンホの兄で新聞社会長にパク・サンウォン、その妻にト・ジウォン、ジョンフの父の友人でジョンフの”ヒーラー”の師匠にオ・グァンノクなど、豪華ベテラン俳優が脇を固めています。
これだけの実力派の俳優が揃ったことにより、物語はさらに面白さを増していきます。
複雑な22年という歳月の中で変わってきた人間関係がベテラン勢の活躍によりわかりやすく、次の展開がどうなるのか期待をしてしまいます。
『ヒーラー~最高の恋人~』キャスト相関図

http://www.cinemart.co.jp/healer/より引用
『ヒーラー~最高の恋人~』感想

http://www.newsway.co.kr/news/view?tp=1&ud=2014121707541968508より引用
最初はパク・ミニョンがヒロインでどうしても『シティーハンターin Seoul』を見ているような錯覚を覚えました。
チ・チャンウクがイ・ミンホっぽく見えて仕方ありませんでした。
しかし、物語が進んで行くうちにどんどんこのドラマの内容は別の物だったと引き込まれていきます。
この作品が未だに根強い人気を誇るのはストーリーの面白さではないでしょうか?!
複雑な人間関係はあるものの、誰が善で誰が悪であるのかをはっきりさせた明瞭なストーリー展開で、難しく考えなくても簡単に理解できます。
王道のラブストーリーと、過去からの因縁、そして勧善懲悪という韓国でも日本でも人気のある内容のワクワクドキドキが止まらない楽しめるドラマです。
そして『奇皇后』で演じた弱い皇子とは正反対の「ヒーラー」としての強さを見せるチ・チャンウクの演技力の幅が視聴者を虜にしてくれます。
「サムデーニュース」の苦悩

http://www.sobilife.com/news/articleView.html?idxno=6223より引用
最初は弱小WEB新聞社だったサムデーニュースが酔ったヨンシンの告発のせいで危機に陥ったりはありますが、なんとかかつかつで凌いで厳しいマスコミ業界でなんとか生き延びていきます。
しかし、有名キャスタームンホがビルを買い取り社長に就任し、兄への反発が止まらなくなると、ムンホだけではなく、協力してムンホの動画ニュースをタイムリーにネットに上げるサムデーニュース自体も危機に陥ります。
当初こそムンホに気を遣い、危ういことから逃げようとしていた社員たちですが、ムンホへの信頼と共に悪に立ち向かっていくように変わっていきます。
ムンホの報道は政治家に向けられたもので、ソウル市長選の立候補者の悪事を暴くことでした。
視聴に相応しくない人物が名乗り上げるのでその人物の真の姿を゛ヒーラー゛の協力と共に暴いていきますが、まさかのムンホの兄ムンシクの市長選候補者登場です。
ムンシクこそジョンフやヨンシンの親の死の真相を知っているのですが、それは自分の心に秘めたままです。
とうとうサムデーニュースは今までの政治家の裏で活躍する本物の大物「御大」と呼ばれる人物をつきとめ映像に流しますが、それが最大のサムデーニュースの危機となります。
「ヒーラー」の頭脳・元刑事チョ・ミンジャ

http://www.hankookilbo.com/News/Read/201605311689464665?NClass=SP02より引用
なんと言ってもキム・ミギョン演じる天才ハッカーの「ミンジャおばさん」がいい味を出しています。
お母さん役が多い女優ですが、ここでは独特の強いキャラクターを持ったヒーラーの絶対的な頭脳として登場しています。
機器に囲まれた部屋の中から出ることもなく、ボサボサのパーマで浮浪者まがいのファッションをしていつも編み物をしていたり、海苔巻を作って食べたりと引きこもりがちですが、一旦部屋から出る覚悟を決めて外出した時には一気に別人に変わり、知的さを感じさせてくれます。
毎回おばさんの眼鏡が登場するたびに違うのは、実はオシャレだという証ではないでしょうか。
ミンジャおばさんがいなければヒーラーは暗躍することも不可能です。
すべてはおばさんの情報と頭脳と機械に関して天才的な能力があってこその「闇の便利屋」なのです。
いつもそっけないふりをしていますが、一番ジョンフのことを考えてジョンフとヨンシンの2人が幸せになることを考えてくれるのはミンジャおばさんです。
おばさんのジョンフに対するツンデレは素直になれなくて照れている母親のような愛情です。
母と娘の再会

https://www.youtube.com/watch?v=kC-M3oLfPq0より引用
ムンシクの妻ミョンヒ(ト・ジウォン)は昔オ・ギルハン(オ・ジョンヒョク)と結婚して一人娘のジアンをもうけていましたが、夫と子供を亡くしたと信じていました。
それはずっとムンシクがジアンは死んだと偽っていたからです。
実はジアンはヨンシンであり、それを知っているのはムンホとムンシクです。
ヨンシンはミョンヒに取材を依頼しますが、それが思わぬ親子の再会になろうとは・・。
だんだんと過去の因縁と自分たちの両親がわかってきたヨンシンですが、過去にはまだまだ因縁があり、ジョンフの父がミョンヒの夫でありヨンシンの実の父であるギルハンを殺した罪を着せられていたのです。
殺されたギルハンと22年前の事故で車椅子生活を余儀なくされ、他の病気の合併症などで病気で体も心もぼろぼろのミョンヒをずっと慕っていたムンシクが妻として迎え入れ、愛情深く、甲斐甲斐しく尽くします。
ムンシクのミョンヒに対する愛情は本物ですが、過去を大きく偽ったことを胸に抱えて表に出そうとはしません。
その真実を掴み、父の無念を晴らしたいジョンフですが、真実が明らかになっていない段階でヨンシンに知られると自分たちの関係が変わってしまうことを心配します。
果たして、2人の運命はどうなるのでしょうか。
そして、サムデーニュースはこの危機を脱出できるのでしょうか?!
すべては22年前の出来事の真実が明らかになればわかります。
『ヒーラー~最高の恋人~』まとめ

https://www.youtube.com/watch?v=_Ws5Nw7AVXkより引用
2014年~2015年に放送されたこのドラマが未だに人気なのは実際に面白いからとしか言いようがありません。
主演2人のロマンスのときめきと、ベテランキャストの安定感で更に物語を盛り上げていくストーリーは次の展開が気になって仕方ありません。
最初の事件で出てくるイ・ムンシクや、最終でのロシアからの生化学者としてチョン・へビンなどのカメオ出演も見逃せません。
黒幕である御大(チェ・ジョンウォン)が見せる余裕あるバーのマスターとして顔と黒幕としての悪あがきする姿のギャップはさすがです。
ヒーラーの正体がばれるまでのハラハラ感と、ばれてからのラブストーリーにはキュンキュンが止まらず、観ているだけで自分も恋愛している錯覚に陥ります。
最後も予想外の展開で、不安を一瞬感じさせますが、この物語らしい終わり方だと納得できます。
込み入ったように感じさせないのに場面展開が予想外なのもとても楽しめる作品です。
実際に一度観てください。
どれだけ面白いのかわかってもらうにはそれが一番早いと思います。