わずか7日間と言う朝鮮の歴史上最も短い間、王妃の座に上がり、結局は廃妃になった悲運の女性、端敬(タンギョン)王后シン氏を取り巻く中宗(チュンジョン)と燕山君(ヨンサングン)のラブストーリーを描いたロマンス時代劇です。
この記事では、『7日の王妃』感想と見どころ、キャスト(登場人物)と相関図をまとめました。
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『7日の王妃』あらすじ
田舎で育ち街に憧れるチェギョンは、両親に内緒でひとり上京し、ヨクと最悪な出会いをする。
言い合いの末、ケンカ別れをした2人だったが、なんと後日、婚姻相手として紹介され再会。
始めは反発していたものの、共に過ごすうちに心を通わせていく。
一方、燕山君は物怖じしないチェギョンに興味を持ち、淡い恋心を抱き始める。
そんな中、ヨクとチェギョンはある事件を起こし、大激怒した燕山君は、結婚の約束をした2人を引き離してしまう。
ヨクとチェギョンの初恋と、燕山君の秘めた愛が絡みあう中、それぞれの運命の行方とは―?七日の王妃公式サイトより引用
このドラマは迫力あるアクションシーンと、ほっこりさせるラブシーンで視聴者の目をくぎ付けにします。
『7日の王妃』感想
まず、一番最初に王妃が廃妃になるシーンから始まります。
綱に繋がれ、民衆に口々に噂を言われながら引きずられていくように歩いていくパク・ミニョンの姿は衝撃的でした。
王妃は焦点の合わない瞳で生きる気力もないままで歩いていきます。
冒頭からこれは目を引きます。
何がどうなってこうなったのか、早く知りたい気持ちに掻き立てられます。
しかし、ここが韓国ドラマです。
次の瞬間からお得意の幼い頃のシーンを延々と観なくてはなりません。
またこのパターン?と嫌になりました。
けれど子役たちの演技がなかなか良くて、他のドラマよりは楽しく観ることができました。
多分、私自信がこのドラマに熱烈に好きな俳優がいなかったからでしょう。
『黄金の虹』だと、「早くチョン・イル出せ~!!チョン・イル観たいんだ!!」と怒りながら観ていましたから(笑)。
それなら、出るところから観ればよいのでしょうが、幼い頃の伏線がエピソードにあると嫌なので、一応観ます。
イ・ヨクが中前半は、正体を隠しながら、チェギョンと会う所など、切ないけど、面白かったです。
後半からは、ただチェギョンと幸せになりたいだけだったのですが、周りがほおって置かないですね。
暴君の時代を終わりにするには、自分が立たなくてはならないのです。
正義感と・・苦しい選択です。
それを一番理解していたのも、チェギョンですね。
彼を王にするために自ら離れていきました。
イ・ヨクは、イ・ユン(燕山君)の逃走を助けた容疑で処刑台に上がったチェギョンをかろうじて救ったが、チェギョンは、イ・ヨクの為に離婚を決心します。
切なくてたまりませんでした。
燕山君は、暴君でしたが、中宗は大臣に頭が上がらなかったようで、それで長い在位期間だったのでしょうか?
側室も多いですね。
大臣からの意向でしょうね。
こんなに奥様がいて、王様も大変だったのがわかります。
その後もイ・ヨクは、チェギョンの中殿への復権の為に努力しましたが、すでに元子がいることから、将来生んだ子が王権争いに巻き込まれることを避けるために断ります。
38年が過ぎた後の再会・・ここでもう涙腺が崩壊します。
ああ、これを観るためにこのドラマはあったのだと思えました。
冒頭の廃妃のシーンもすべてここに行きつくための伏線に過ぎなかったのだと。
ラストが本当の見どころです。
表情は、映りませんでしたが、気持ちは若い時と一緒です。
走馬灯のように思い出されたことだと思います。
この回顧シーンがすべを綺麗にまとめあげ、また、涙を誘います。
長い年月をかけて、二人は心ではつながっていたのだな、と考えると、切なくてたまらなくなります。
『7日の王妃』のキャスト(登場人物)と相関図
- イ・ヨク=チンソンテグン役ーヨン・ウジン
慕っていた兄に度々命を狙われる。
チェギョンを愛したことから、兄と対決することを決意する - シン・チェギョン=タンギョン王后役ーパク・ミニョン
町で偶然イ・ヨクと出会い、恋に落ちる。
後に宮中に入るが、様々な試練が待ち受ける・・・。 - ヨンサングン役ーイ・ドンゴン
王権を強化し、周囲も恐れる暴君。
父から「イヨクに王位を譲れ」と言われて傷つき、正気を失っていく。
チェギョンに淡い気持ちを抱くが・・・
『7日の王妃』見どころ
メインキャストはイ・ドンゴン、ヨン・ウジン、パク・ミニョン
燕山君を以外にも時代劇初挑戦だという実力派俳優イ・ドンゴン。
第11代王中宗には、ラブコメの演技が光るヨン・ウジン。
二人の王に愛される端敬王妃には『トキメキ☆成均館スキャンダル』で男装のヒロインを演じた若手実力派女優のパク・ミニョンが演じ
す。
ネットで、同時間帯に放送された「君主」「怪しいパートナー」の中で、視聴率は低いものの、面白さは一番だと思います。
まず、パク・ミニョンの愛らしさが凄いのです。
無邪気に振る舞い、時には己の浅はかな行動を悔いて泣いたり、少女時代は本当に無垢なお嬢様という演技で、演技の素晴らしさを感じます。
イ・ドンゴンの王としての迫力も凄いものがありました。
暴君なのですが、最後、彼の気持ちがひしひしと伝わってきて、憎めないほどでした(沢山の家臣を殺しているのですが・・)。
イ・ヨクを演じたヨン・ウジンは、複雑な思いを胸に秘めながら、愛を貫くために努力します。
3人が3人それぞれに互いに惹かれたり、葛藤したり、良く描かれているドラマだと思います。
史実がもとになっている
史実をもとにフィクションを加えてのドラマですが、ワイヤーを使ったりとフュージョン的でないところが良かったですね。
ベースとなる史実
11代王・中宗(チュンジョン)の最初の正室端敬(タンギョン)
中宗の異母兄だった10代王・燕山君(ヨンサングン)は、韓国の歴史上でも一番悪名が高い
暴政の限りをつくし、1506年クーデターで廃位となった。
代わって王の座についたのが、異母弟の中宗
クーデターを成功させた高官たちに頭が上がらなかった。
無理難題をつきつけてきた。
心から妻を愛していた中宗は、離婚できるはずがないが、執拗に離婚を迫った。
その背景として、端敬王后の身内は、燕山君と深い関係の人が多すぎた。
(燕山君の正室は、叔母。父は、側近)
王妃として力を付けたときの巻き返しを恐れたのだ。出典:http://syukakusha.com/2017/05/24/
赤いチマ岩の伝説
中宗は、王と言えども高官たちに逆らえなかった。
端敬王后が王妃でいられたのは、わずか7日間であった。
端敬王后が王宮を去ったあと、悲しみにくれた中宗は、王宮の高い場所にひんぱんに
上がり、端敬王后が住むあたりを眺めた。
そのことが都でに話題になり、端敬王后の耳にも入り、彼女は家の裏の岩山に自分の赤いチマ(スカート)を干した。「私は、元気で暮らしています」
と言う意志表示だった。出典:http://syukakusha.com/2017/05/24/
宗は、55歳で亡くなり、端敬王后は、71歳で亡くなったそうです。
また、端敬王后は、王宮に行ったという話もあるとか・・。
当時にしてはお二人とも長生きですね。
日本では戦国時代の年齢を今に換算すると、今の年齢×1.2+3歳らしいので、この時代と計算式はほぼ一緒ですね。
色々な年齢を計算して今の時代にあてはめてみると楽しいですよ。
『7日の王妃』フル動画を日本語字幕で無料かつ安全に視聴する方法
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7日の王妃|日本語字幕フル動画を今すぐ安全に無料視聴する方法《韓国ドラマ》感想・見どころも
https://video.unext.jp/title/SID0034986より引用 わずか7日間と言う朝鮮の歴史上最も短い間、王妃の座に上がり、結局は廃妃になった悲運の女性、端敬(タンギョン)王后 ...
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