子役から人気を博し、とうとう大人の魅力全開になったユ・スンホが待望のラブコメドラマ初主演です。
一人遊びが上手なツンデレ御曹司がロボットに惹かれていくという、人間とロボットという初組合せの恋愛作品です。
そのツンデレ御曹司に『リメンバー~記憶の彼方に~』『仮面の王 イ・ソン』でシリアスで難しい演技を披露したユ・スンホが、相手のロボット役に『雲が描いた月明かり』『逆賊-民の英雄 ホン・ギルドン-』で主人公を思い続ける女性を演じたチェ・スビンが扮します。
愛した相手はロボットなのか、はたまた人間なのか?
笑いと優しい気持ちを与えてくれる作品です。
『ロボットじゃない~君に夢中~』あらすじ
国内最大の金融会社の筆頭株主であるキム・ミンギュは、ルックスから頭脳、財力まですべてそろった完璧男子。
しかし、彼は人に触れると発作を起こしてしまう「人間アレルギー」という珍しい病気にかかっていた。
ある日、天才ロボット工学者ホン・ベッキュンから、人型アンドロイド“アジ3”の開発資金の提供を頼まれたミンギュは、金を出すかどうかは性能を見てから決めると答える。
ところが、性能テスト前日に研究員の不注意によってアジ3が故障!?
ベッキュンは悩んだ末、アジ3のモデルとなった元カノのチョ・ジアに、ロボットのふりをしてミンギュに会って欲しいと頼むが…。公式ページより引用
『ロボットじゃない~君に夢中~』見どころ
天才ロボット工学者、ホン・ベッキュン博士(オム・ギジュン)は人型アンドロイドという人類の夢であるAIを作り上げます。
女性形のアンドロイドの名前はアジ3(スリー)。
人工知能のアジ3の開発には費用が掛かるため、ベッキュンはKM金融の筆頭株主であるキム・ミンギュ(ユ・スンホ)に開発資金の援助をお願いしたのがすべての始まりでした。
ユ・スンホのツンデレぶりがたまらない!!
若手実力派ナンバー1俳優ユ・スンホが待望のラブコメ初出演ということで、今までシリアスだった影のある男からツンデレイケメン御曹司という、今までとは全く違う役柄に挑戦しました。
極度の「人間アレルギー」で、他人と肌が触れるだけで呼吸困難に陥り、皮膚が爛れるという奇特な病で、ミンギュは人間と拘わることができず、家の中で引き籠る一人遊びの天才です。
ロボット家電だけが彼の友達であり、ロボット掃除機には「かわい子ちゃん」という名前まで付けて、掃除機がやってきて1年経てばバースデイパーティーを一人で催すほどの変態ぶりです。
人間にはとことん冷たく、外出時には手袋と三段警棒が必需品の彼は性能テストの為、アンドロイドのアジ3を家に迎えます。
人間に対して冷たかったミンギュがアジ3との生活でどんどん変わっていく様は見ごたえがあります。
また、アジ3に惹かれて行って、どんどん笑顔が増えていく場面は観ているこちらも笑顔になれます。
チョン・デユンプロデューサーは「ユ・スンホはどんなキャラクターを演じてもリアルに感じさせる。特に眼差しがとても魅力的だ。悲しみ、喜び、愛、ユーモアを台詞なしでも眼差しで表現できる俳優だ」とミンギュ役がぴったりであることを確信した。
ユ・スンホの特徴であるあの笑顔が最高の癒しをもたらしてくれます。
チェ・スビンのロボット役にドキドキ
発明が趣味の企業家でことごとく起ち上げた事業をつぶし、借金まみれの女社長チョ・ジア。
IQが94しかないという普通の人間よりも知能の低い残念な彼女ですが、実はアジ3のモデルとなった女性です。
アジ3はベッキュン博士の前の彼女のジアがモデルで、アジ3の名前がどこから来たのかは押して図るべしですね。
アジ3がミンギュの家で行う性能テストの前日に故障してしまい、代替部品を探すも部品は日本にあり、そこから手違いで部品はアフリカへと渡ったから大変です。
部品が届くには最短でも1週間かかります。
期日を伸ばそうにも人間に厳しいミンギュには取り付く島もありません。
仕方なくベッキュン博士と研究員3名はモデルとなったジアに「ロボットとしてアジ3」になってもらうことをお願いします。
最初は謝礼に目がくらんだ貧乏なジアですが、ロボットとしてミンギュと暮らしていくうちに、ミンギュに惹かれだします。
しかし、あくまで彼女はジアではなく「アジ3」です。
人間だと露呈しそうな場面が度々あり、こちらまでドキドキが止まりません。
人間と交流がないため、ロボットと気付かないIQ159という天才的な頭脳の持ち主ミンギュの鈍感さと、IQ94の貧乏ニセロボット女性の見せる純情さの交流に心が温かくなることは確実です。
人気監督と豪華キャスト
演出は『彼女はキレイだった』『W-君と僕の世界-』『ずる賢いバツイチの恋』など大人気作を連発した超一流ヒットメーカー、チョン・デユン監督です。
ここ最近の韓国ドラマでは人間と異世界の恋愛を描いたドラマがヒットしていて、その一番の代表は『トッケビ』ではないでしょうか。
今回監督は、異世界ではなく人工知能のアンドロイドに注目し、異世界でも現実的な少し先の未来を現代に持ってきて、人間とロボットの恋愛というありそうでなかった設定を使用し、素敵なラブコメ作品を届けてくれました。
『W-君と僕の世界-』で現実と漫画の登場人物との恋愛を切なく描いた監督だけに、発想のアイデアが素晴らしいですね。
主演のユ・スンホは前作『仮面の王 イ・ソン』の後しばらく休養するつもりでしたが、この作品のシナリオに惚れ込み、出演を快諾したほどです。
また、老若男女のキャストの豪華さにも注目です。
ミュージカルのトップスターとしての実績だけでなく、「被告人」では極悪人を怪演して話題を呼ぶなど、高い演技力に定評がある実力派No.1俳優オム・ギジュン。過去の作品では重みのある存在感を放ってきた彼だが、本作では元カノであるヒロインに未練タラタラで、彼女をモデルにした人型ロボットを開発してしまう天才博士をオチャメに熱演! これまでのイメージとは違う、新しい魅力を見せる!
「あなたが眠っている間に」カン・ギヨン、「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」パク・セワン、「カフェ・アントワーヌの秘密」ファン・スンオン、「医心伝心~脈あり!恋あり?~」オム・ヒョソプ、「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」ソン・ビョンホなど、若手からベテランまで豪華俳優陣がドラマを一層盛り上げる!
『ロボットじゃない~君に夢中~』キャスト相関図
『ロボットじゃない~君に夢中~』感想
2018年4月には日本でも公式ファンクラブが開設され、今勢いに乗っている若手実力派俳優ユ・スンホのツンデレ笑顔にメロメロになること間違いなしのこの作品。
『想像ネコ』の時のユ・スンホの可愛らしい笑顔が戻って来ましたよ。
ロボットの無理やり設定
AI開発、ましてやアンドロイドの作製は莫大な費用が掛かります。
それを造船所の一部の「サンタマリアチーム」というベッキュン博士を先頭に、3人しかいないという部門で開発しているという、舞台設定には無理があります。
潰れかけのサンタマリアチームは、天才と謳われたベッキュン博士の失敗により資金難に陥りながらも開発を続けますが、研究施設にもことかいて、とうとうミンギュの屋敷の一部に住み着くほどです。
そんな資金難のチームが、いくら天才集団だとしても4人だけでこれだけの技術の粋を尽くしたアンドロイドを開発できるわけがありません。
また、ロボットの代わりを務めるジアが走った時に、アンドロイドは走れないと博士は叫びますが、序盤にアジ3がテニスをして走っていたのは何だったのだろうかと思ってしまう部分もありました。
でも、ロボットのふりをしたジアはとても可愛らしいのです。
ベッキュン博士はじめ、研究員のパイ、ホクタル、スピーカーの3人もいい味を出しています。
そして、サンタマリアチームのマスコット、小型ロボットのピトゥルの表情の可愛らしさにやられました。
ミンギュとアジ3(ジア)の関係
サンタマリアチームの最終目的はアジ3が人間との触れ合いができるようになることです。
ジアのAIコンタクトの瞳を通してアジ3にミンギュとの触れ合いが伝わり、アンドロイドにも人間の細かな感情が伝わるようになります。
そして、ロボットのふりをしたジアはどんどんミンギュに惹かれていきます。
アジ3と触れ合うことで徐々に「人間アレルギー」を克服して、他人に触れても大丈夫になっていくミンギュ。
ただ、ミンギュは幼馴染のリエルと結婚を望んでいて、リエルが好きです。
リエルとファーストキスをするために練習してデートに臨むのですが、途中でリエルが帰ってしまい、ジアと相合傘をしぶしぶする羽目になり、落胆します。
そこでミンギュが持参していた"特別な"傘はボタンを押すと透明になる機能がついていて、「この傘を作った人に会いたい」とミンギュが語ると、ジアの顔に喜びが広がります。
この表情で、ジアの作った傘だとわかります。
このことでジアはますますミンギュに惹かれていき、リエルとするはずだったキスをアジ3として自分からしてしまいます。
それからミンギュの愛情モードに火が付き、寝ても覚めてもアジ3のことばかりを考えてしまいます。
お互いに両思いなのに、ロボットと人間という壁が間に横たわっていて、2人はチング(友人)関係のまま日は過ぎ、やがてアジ3のテストが終わり、アジ3のミンギュとの記憶をリセットすることに・・。
リセットされたアジ3
リセットされ、ミンギュとの想い出がなくなったアジ3。
それでもミンギュはアジ3が好きで忘れられず、もう一度ベッキュン博士に頼み込んでアジ3を自宅に呼びます。
けれど、それは自分の知っていたアジ3ではありません。
最初に会った頃にアジ3にした行動を再度試して、昔のアジ3に戻そうとしても、昔のアジ3にはなりません。
このドラマで一番心に残ったのは、これからのシーンのやりとりです。
「どうしたら昔のアジ3に戻ってくれるんだ」とミンギュが言うと、アジ3は「あなたは昔のままで変わっていませんか?」と返します。
「変ったよ、昔の自分とは違う」「それでは昔の私にはなれません。あなたが変わったのなら同じ結果にはなりません」
ハッとするミンギュと、アジ3を通してそれを見ていたベッキュン博士も考えます。
ベッキュン博士はジアに振られた意味が分かっていなかったのですが、アジ3の言葉によってジアと付き合っていた頃の自分が利己的で他人の気持ちを考えずに喋っていたことに気付きます。
ロボットだからこその正論が、私たち大人になった人間に忘れていた素直な気持ちを呼び戻してくれます。
まとめ
その後、ミンギュとジアが人間同士として出会い、自分の愛したアジ3がロボットではなかったことにミンギュがショックを受けて「人間アレルギー」が再発症したり、アジ3の売却が決まったりと、様々な出来事がありますが、最後は大団円で終わります。
ラストの方でアジ3が一人で街に出て、色々な人間と触れ合い、「私はもっとたくさんの人に会いたい」といった瞬間は感動しました。
サンタマリアチームの研究の成果の表れと、アジ3の人間の感情を見分けられるようになった深層学習能力の高さに拍手したいと思いました。
このドラマはロボットを通じて、忘れていた純粋な感情を取り戻すことができる大人の童話だと思います。
ロボットに感情や記録を入力して、深層学習を深めることにより、人間の感情としてのアジ3の思考判断は感情を持つ人間が初めて体験するものです。
主人公ミンギュのロボットに対する恋愛感情は、遠い昔の初恋を思い出すことができます。
大人が忘れていた子供時代の純粋で新鮮な感情をアジ3を通して再確認することができる、面白くて可愛らしい素晴らしい作品に仕上がっています。
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