幼い頃から子役として「悲しき恋歌」「太王四神記」で活躍し、「会いたい」で人気を博したユ・スンホが今作で除隊後初主演。
ヒロインは「トキメキ☆成均館スキャンダル」「シティーハンターin Seoul」で大人気女優となったパク・ミニョン。
豪華共演による法廷サスペンスです。
手に汗握る法廷劇に人間模様が様々に織りなされる、考え深い作品になっています!
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『リメンバー~記憶の彼方へ~』あらすじ
幼い頃に母と兄を事故で亡くし、父ジェヒョクと慎ましく暮らすジヌ。
ある日、彼は女子大生イナからスリと間違われ警察に突き出されるが、天才的記憶力を発揮して無実を証明。
これが2人の運命的な出会いとなる。そんな中、ジェヒョクは顔見知りの女性の遺体を発見するが、認知症で記憶が曖昧なことから被疑者として逮捕されてしまう。
実際に殺人を犯したのは、傍若無人の振る舞いを続ける財閥御曹司のギュマンだった。
父の濡れ衣を晴らしたいジヌはヤクザ出身の弁護士ドンホに依頼するも裏切られ、自ら弁護士を目指す。イナは、そんなジヌの心の支えになろうとするが…。公式ページより引用
『リメンバー~記憶の彼方へ』感想
平均視聴率15.0%、最終回の最高視聴率20.3%で同時間帯一位の視聴率を獲得しました。
これは、正義は必ず勝つという儒教思想の韓国ならではだと思います。
でも、このドラマやるせない場面が多すぎて、面白いとは感じられませんでした。
日本人には重すぎるのかもしれません。
前半はアルツハイマーの父親を超記憶症候群のジヌが助けようとする物語ですが━━。
なんと、ジヌもアルツハイマーを発症してしまうのです。
公式に『忘れない』という言葉が多数出ているので、最初はなぜかと思ったらこういうことだったんですね。
ジヌも父を忘れ、イナを忘れていきます。
観るたびに涙が出ます。
記憶を失った後には何が残るのかと考えずにはいられなくなりました。
勧善懲悪なので、極悪人の御曹司ギュマンは、最後に逮捕されますが、彼は父親を怖がりながらも慕っていました。
会長である父親は息子を賄賂や権力で助けようとしますが、ギュマンの妹である検事のヨギョンに叱責されて捨てられます。
すべて身から出た錆です。
そして、最後の最後でギュマンは自殺として人生を終わらせます。
ちょっとここは不服でしたね。
もっと悪あがきしてほしかったです。
最後はすべてを忘れたジヌは去り、ジヌを探しだしたイナ。
最後のジヌの表情が明るく幸せそうで、感動して泣いてしまいました。
記憶が消えても愛は残る?
終わりのシーンでジヌは誰のことも覚えていないのに、カードを持っていました。
そのカードには
「失った記憶は君が持っているだろう。その記憶を永遠に忘れないでほしい。君の幸せをいつも祈ってる」
と書かれていました。
何も覚えていないのに、ジヌは幸せそうに見えました。
たとえ、イナを憶えていなくとも、愛の形がジヌには見えていた気がしてなりません。
記憶は消えてしまったけれど、愛は残るのでしょう。
心だって心臓だけで感じるものではありません。
全身で感じるものでしょう。
忘れても、そばに居れる幸せでいいのではないでしょうか。
たとえ、これが綺麗ごとの作り話だからだとしても。
本当のアルツハイマーには綺麗ごとだけでは済まされない過酷な現実があるのでしょうが、あくまで作品としてなら、各々考えさせられるドラマになっています。
『リメンバー~記憶の彼方へ』キャストと相関図
イ・イナ役ーパク・ミニョン
検事で、弁護士であるソ・ジヌのことを支える。
だんだんと心惹かれていく。
ソ・ジヌ役ーユ・スンホ
抜群の記憶力を持つ弁護士。
父親の無実を証明するため弁護士になった。
ナムギュマンが父親をはめたと考えていて、復讐を企てている。
ナム・ギュマン役ーナムグン・ミン
イログループの御曹司で、常務。
ソジヌと対立する人物。
『リメンバー~記憶の彼方へ』見どころ
重度のアルツハイマーのため、息子の顔さえ思い出せない無実の死刑囚。
その父を救うため、息子ソ・ジヌ(ユ・スンホ)は弁護士を志します。
ジヌの記憶力の凄さ
彼の記憶は頭の中であたかもビデオ撮影したように、鮮明に蘇るカメラアイの持ち主です。
一部の隙もなく、完璧に再現されます。
後にこの能力が父を救うようになります。
一話でのバスで司法を勉強中のイナ(パク・ミニョン)にスリと勘違いされますが、超記憶症候群の能力で真犯人を見つけ出し、能力の片鱗を見せつけます。
刑事訴訟100%勝訴弁護士の魅力
ジヌの相手となる検事は、元暴力団の「刑事訴訟100%勝訴」の弁護士パク・ドンホ(パク・ソンウン)です。
いつも派手なスーツなのですが、背が高くてうまくヤンキー風に着こなしているところが凄いです。
この身長がなければ、これだけの派手なスーツには負けてしまうでしょう。
しかし、どれだけ凄まれてもペナルティのヒデに見えてしまって、笑いそうに何度もなりました。
でも、このドンホがいなければ、このドラマは興味が薄くなってしまいます。
彼は一見敵のようでいて、味方かもしれないと思う瞬間が何度もあり、彼の行動の出方で話は大きく変わってくるのは確実です。
悪役にこのキャスト!?最強最悪の悪役
『匂いを見る少女』に続いての悪役としてナムグン・ミンが登場します。
前作よりますます磨きのかかった狂気を纏い、最強の悪役を演じています。
今までの『抱きしめたい~ロマンスが必要』などの優しいナムグン・ミンの笑顔からは想像もつかない悪役ぶりですが、その演技が素晴らしく上手で、彼の本質かと誤解するほどの演技力です。
視聴していると、彼を地獄の底に堕としたい欲望がふつふつとわいてきます。
何も知らないジヌの父親に自分の罪をなすりつける、極悪非道の御曹司ナム・ギュマンを演じました。
1mmでも思い通りにいかないことがあれば、取り巻きであれば、すぐ殴る蹴ると容赦はしませんし、精神的にも追い込みます。
ナムグン・ミンが思う"最強最悪のナム・ギュマン"について
ナムグン・ミンはインタビューで"最悪最強のナム・ギュマン"についてこう語っています。
● 本作への出演を決めた理由を教えてください。
ナム・ギュマンが持つ強烈なキャラクターに惹かれたからです。●台本をはじめてご覧になったときはいかがでしたか。また、「匂いを見る少女」に続いての悪役でしたが、プレッシャーはなかったですか。
続いての悪役ということには、特にプレッシャーはありませんでした。「匂いを見る少女」とは別のキャラクターなので、僕なりにナム・ギュマンという役をこなせる自信がありました。●「匂いを見る少女」に「リメンバー~記憶の彼方へ~(以下、「リメンバー」)」と、強烈な悪役で視聴者から愛されていますが、今までの善人で優しいイメージから悪役のイメージへと変わることに心配はありませんでしたか。また、これほど強烈な悪役を演じるために研究されたことや、参考にされた作品などありましたら教えてください。
心配はしませんでした。演じるときはキャラクターが善人か悪人かにはこだわりません。善人なら善人らしく、悪人なら悪人らしく、そのキャラクターに合わせて演じるだけです。研究したり、参考にしたりした作品も特にはありませんね。●ナム・ギュマンを演じながら楽しかったこと、つらかったことなど教えてください。
一緒に撮影する撮影チームの皆や監督との息がとてもよく合ったので楽しく撮影できました。つらかったのは、過激に怒りを露わにするシーンが多すぎたので、そういったシーンを撮った後は、体中の力が抜けてしまい、体力的に大変でした。●既存の悪役と、ナム・ギュマンの違いは何でしょう。
これまでの悪役との違いといえば、「匂いを見る少女」のクォン・ジェヒは悪魔のような面を持っていますが、普段はそれを外に出さず、冷たい性格です。「リメンバー」のナム・ギュマンは、ほんの少し気に入らないことがあると、すぐに爆発するようなエネルギーを持った人物というところでしょうか。出典:https://navicon.jp/news/41148/
本人は「役と違って僕は内向的です」とも語っていることもありました。
楽しみながら悪役を演じていたように見受けられます。
確かに、悪役ができるのは立派な役者としての証拠ではないでしょうか!?
『リメンバー』フル動画を日本語字幕で無料かつ安全に視聴する方法
『リメンバー~記憶の彼方へ~』フル動画を日本語字幕で無料かつ安全に視聴する方法をこちらの記事で詳しくご紹介しています。
リメンバー|日本語字幕フル動画を今すぐ安全に無料視聴する方法《韓国ドラマ》感想・見どころも
https://korea-world.info/3275.htmlより引用 幼い頃から子役として「悲しき恋歌」「太王四神記」で活躍し、「会いたい」で人気を博したユ・スンホが今作で除隊後初主演。 ヒロ ...
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